夢がもし違えたら(単話)
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【あらすじ】
それは夢から始まった…。
ある日、男は夢を見た。それはよく知ってる光景、自分の会社の一室だ。そこで自分が女性を助けている。同じ会社で働いている可愛い子。感謝され一緒に食事へ行っている…そんな夢を見た。実際に次の日に同じ事が起こり、男は女性と食事に行った。それから何度も似た夢を見た。状況は違うが、公園の池・洗面所の鏡・消えたモニターそれらに映された少し未来の絵。その通りに行動すれば、全く同じ結果が得られることを男は確信した。これは神託のような物だと。そうして夢の内容はヒロインとの初エッチ、結婚まで進み現実もその通りになった。夢のヒロインは男の妻となった。男は幸せだった。しかし男はある時、最悪の夢を見た。会社の部長にヒロインを寝取られる夢だ。部長のセックスでよがりイキ狂う妻。こんな現実は認められない。そう夢は逆らえば少し変わる。俺は次の日、ヒロインである妻と会社でずっと一緒にいるようにした。夢と同じように部長が出てきてなれなれしく妻に話しかけようとしている。それを上手くかわして、妻を部長から遠ざけ何とかその日を終える事が出来た。妻は寝取られなかった。だが、毎夜のように妻を寝取られる夢を見る。悪夢のように続くそれに逆らい続ける毎日。そんな中、妻が妊娠した…。零覇が描く新感覚かつ摩訶不思議な官能エロス。